35歳、パチンコ屋の行列から「書斎」へ逃げ込んだ。元ギャンブル狂いの製造業パパが、人生を『編集(Edit)』すると決めた日

はじめまして。Dad Edit Lifeを運営しているパパです。

今年で35歳になります。 家には可愛い盛り(そして怪獣のよう)な3歳と0歳の子供が2人。

仕事は自動車部品の「試作メーカー」で、「治具(じぐ)」という部品を固定する道具の設計や製作をしています。 量産前のプロトタイプを作るため、3D CAD(Cimatron)で設計し、自ら火花を散らして溶接。 そして熱で歪んだ鉄の塊を、0.1mm単位の精度で調整(寸法出し)して仕上げる……いわゆる「モノづくりの職人」をやっています。

仕事の相棒、デジタルノギス。毎日この数値と向き合っています。

そんな鉄と油にまみれた私が、なぜ今、慣れないキーボードを叩いてブログを書き、動画編集や音楽制作(DTM)なんていうデジタルなモノづくりに挑戦しようとしているのか。

今日は、私の恥ずかしい過去と、このブログ「Dad Edit Life」に込めた覚悟の話をさせてください。

目次

週末、私は「パチンコ屋」にいました

今でこそ「クリエイティブなパパ」を目指していますが、ほんの数年前まで、私の週末の居場所は「書斎」でも「公園」でもなく、パチンコ屋のホールでした。

独身時代から結婚当初にかけて、時間とお金さえあればそこに入り浸っていました。

朝9時の開店前から行列に並び、騒音とタバコの臭いの中でハンドルを握る。 勝てば「よっしゃ!」と高揚し、負ければ「……またやっちまった」と死んだ魚のような目で帰宅する。

「ステップワゴン」が買える金額を溶かした

今、冷静に計算してゾッとします。 あの数年間で私が失った金額は、おそらく新車のステップワゴンがキャッシュで買えるレベルです。

今の愛車(ステップワゴン e:HEV)の値引き交渉で「数万円」にこだわっていた自分が滑稽に思えるほど、当時は金銭感覚が狂っていました。

でも、一番失ったのはお金ではありません。 「時間」と「情熱」です。

休日の朝から晩まで、ただ機械の前で座っているだけ。 ハンドルを握る手は動いているけれど、私の人生は1ミリも前に進んでいない。 ただ、派手な演出(コンテンツ)を消費させられているだけ。

仕事帰りの車でAviciiの曲を聴きながら感じた「自分は何も生み出していない」という焦燥感。 その正体は、この「パチンコという名の時間浪費」にあったのだと思います。

転機:35歳を前にした「損切り」の決断

子供が生まれ、35歳という年齢が見えてきた時、ふと思いました。

「このままじゃ、俺の人生『ハズレ演出』で終わるな」

もちろん、ギャンブルが大嫌いな妻からの「白い目」と「無言の圧力」に耐えられなくなった、というのも大きな理由です(笑)。 それに、子供が生まれてからは、物理的にパチンコ屋に行く時間なんて1秒もなくなりました。

でも、それ以上に自分で気づいてしまったんです。

仕事では0.1mmのズレも許さずに調整しているのに、自分の人生の設計図はぐちゃぐちゃ。 このままでは、子供にかっこいい背中を見せるどころか、「昔はパチンコやっててな〜」なんて語る、しょうもない親父になってしまう。

FX(投資)の世界には「損切り」という言葉があります。 失敗を認めて、傷が浅いうちに撤退すること。

私は決断しました。 パチンコという「負の資産」を損切りし、そこで浮いた時間とお金を、すべて「未来への投資(クリエイティブ)」に回そうと。夜の貴重な1時間は迷わずデスクトップPCに向かう。これが私の生存戦略です。

コンセプト:「Dad Edit Life」の意味

ブログタイトルの「Dad Edit Life」には、映像編集用語の「Edit(編集)」と、私の生き方を重ねています。

私の仕事である「治具の調整」も同じです。 溶接の熱で歪んでしまった鉄を、叩いたり削ったりして、あるべき寸法(理想)へと修正(Edit)していく。 人生も同じだと思いました。

  • カット(捨てるもの): パチンコ、ダラダラ見るSNS、無意味な飲み会、深夜の夜更かし。
  • エフェクト(足すもの): 子供との時間、写真を編集する時間、動画を編集する時間、音楽を作る時間、ブログを書く時間、健康への投資。

パパの時間は限られています。 だからこそ、エンジニアとしてのロジックで生活を「編集(Edit)」し、歪みを直してクリエイティブな時間を捻出する。 それがこのブログのテーマです。

「パチンコ台」の代わりに「44万円のデスク」を買った

パチンコに消えるはずだったお金は、すべて「最強の書斎」に変わりました。

モニター4枚、自作PC、光るキーボード。 かつてパチンコの演出を見ていた目は、今はDaVinci Resolveのタイムラインと、FL Studioのピアノロールを見ています。 「総額44万円」と聞くと妻は卒倒するかもしれませんが、パチンコで溶かしていた額を考えれば、これは「実質タダ」みたいなものです(と、自分に言い聞かせています)。

「ハンドル」の代わりに「鍵盤」を握った

パチンコのハンドルを握っていた手は、今はMIDIキーボードとマウスを握っています。

憧れのAviciiに近づくために揃えたDTM機材たち。 リコーダー止まりの素人が、34歳から音楽を始めるなんて笑われるかもしれません。 でも、パチンコ屋で「当たり」を待っているだけの時間より、自分で音を置いて「メロディ」を作っている時間の方が、100倍生きてる実感がします。

「確変」を待つ代わりに「20時就寝」を勝ち取った

パチンコ屋に入り浸っていた頃は、生活リズムもボロボロでした。 今は、「20時に家族全員で布団に入る」という鉄の掟を作りました。

元パリピの妻と喧嘩してでも勝ち取ったこのルーティンのおかげで、夜明け前の静寂や、子供が寝た後のリビングタイムなど、「誰にも邪魔されないクリエイティブな時間」を確保できています。

最後に:ここは「パパの成長実験室」です

今はまだ、DaVinci Resolveの使い方も勉強中だし、DAWで作った曲も人様に聴かせられるレベルではありません。 本業の現場なら0.1ミリ単位で寸法を出せても、クリエイティブの世界では右も左も分からない「レベル1」の初心者です。

でも、「消費する側」から「生み出す側」へ回るスイッチは、確かに押しました。

このブログは、そんな35歳目前のパパが、仕事と育児の合間を縫って、少しずつクリエイターへと変貌していく「成長の実験記録」です。

かつてパチンコ屋の行列に並んでいた私が、いつか自分の作品で誰かを感動させることができるのか。 それとも、機材だけ揃えて終わるのか(笑)。

同じように「時間がないけど何か始めたい」と思っている同世代のパパさん。 もしよかったら、私の挑戦(実験)を覗きに来てください。 そして、一緒に人生を「Edit」していきましょう。

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この記事を書いた人

30代製造業パパ。DTM・写真・動画編集で『家族にドヤる』ために奮闘中。

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