【デスクツアー】総額65万円。FXの「失敗」とAfter Effectsの「呪い」から生まれた、30代パパの最強クリエイティブ要塞

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震える手で電卓を叩いた夜

こんにちは、Dad Edit Lifeのパパです。

子供を寝かしつけた後、私が座るのはこのコックピットです。

この記事を書くにあたり、デスクにある機材、PC本体、そしてPCの中に入っている「見えない機材(ソフト)」などの現在の総額を計算してみました。 PC、モニター4枚、オーディオ、DTMプラグイン、ブログ環境……。

電卓に表示された数字を見て、私は少し青ざめました。 「650,000」

これは、中古の軽自動車なら余裕で買える金額です。 ただのサラリーマンパパが、なぜここまでの金額を(妻にバレないように)デスクに溶かしてしまったのか。

実はこのデスク、最初は「FXトレーダー」として成功するために、約30万円かけて構築したものでした。 しかし今年、私はある重大な決断をしました。

「FXは、損切り(撤退)する」

今日は、なぜFXという当初の目的を捨てたのか。 そして、なぜそこからさらに30万円以上を上乗せして、「クリエイティブ(動画・音楽・ブログ)」専用の秘密基地へと進化させてしまったのか。 その「泥沼」と「再生」の記録を紹介します。

男のロマンを詰め込んだ「4画面要塞」

まずは、デスクの全貌をご覧ください。

4画面構成のメインデスク。上段には、かつて夢見たFXチャートが表示されています。

この異様な「4画面」は、当初チャートを監視するために導入しました。 しかし、やってみて痛感しました。

「子育てパパに、チャートを『待つ』時間なんてない」

FXは、チャンスが来るまでじっと待つ「忍耐(待ち)」のゲームです。 しかし、私にある自由時間は1日1時間程度。 チャートを眺めているだけでその1時間が終わってしまった時、強烈な「虚無感」に襲われました。 「今日も結局、何もしなかった……」

そして、その虚無感が焦りを生みます。 「エントリーしなきゃ、何も始まらない(お金が増えない)」

その焦りは、自分のルールを捻じ曲げ、無理やりな解釈でエントリーするという最悪の行動(ポジポジ病)を引き起こしました。 結果、一貫性を保てず、資金を減らす日々。

「待つ」のをやめて、「作る」ことにした

だから私は、自分にはFX(待つゲーム)は向いていないと認め、「手を動かせば必ず形に残る(生産できる)」クリエイティブワークに、この環境を全振りすることに決めました。

現在は、FX時代の名残であるこの4画面を、「最強の学習&コックピット」として再定義しています。

  • 下段・左(メイン作業場):
    • ここが私の「工場」です。
    • DaVinci Resolve(動画)、FL Studio(音楽)、Affinity(画像)、そしてブログ執筆。その時やるべき作業をこのメイン画面に広げ、集中して手を動かします。
  • 下段・右(AIと先生):
    • ここには「先生」が常駐しています。
    • 分からない操作があればYouTubeの解説動画を流し、アイデア出しや構成案は生成AI(Gemini)に相談する。作業の手を止めずに、横を見ればすぐに答えがある状態を作っています。
  • 上段・左(資料庫):
    • ブログの参考記事や、スペック表などの「読む資料」を表示。
  • 上段・右(予備):
    • 正直あまり使っていませんが(笑)、資料が溢れた時のサブスペースとして機能しています。

かつてチャートを監視していたモニター群は、今では「教科書(上)・先生(右)・ノート(左)」を同時に広げられる、大人のための学習机**として活躍しています。

サブスクの「義務感」から生まれた64GB

この要塞を動かしているのが、足元に鎮座する自作PCです。 ここにも、私の「失敗から得た教訓」が詰まっています。

  • CPU: Intel Core i5-13500
  • GPU: GeForce RTX 4060
  • メモリ: 64GB (DDR5)

なぜ「64GB」なのか?(After Effectsの遺産)

実は最初、メモリは16GBでした。 しかし昨年3月から約3ヶ月間、Adobeの動画編集ソフト「After Effects(AE)」に挑戦していた時期がありました。

当時、私はこう考えていました。 「AEで凝った動画を作れば、家族も喜ぶし、スキルがつけば副業案件も取れる。一石二鳥じゃん!」

私はセールのタイミングで、AE単体プランを年間一括払い(約1万7000円)で契約しました。 月額換算すれば安い買い物です。しかし、これが逆にプレッシャーとなりました。

「来年の更新からは、倍近い正規価格になる……」 「それまでに稼げるようにならないと、完全に赤字だ」

PCに向かうたびに頭の中でカウントダウンが始まります。 いつしか動画編集は「楽しい創作」ではなく、「2年目の更新までに元を取るための義務」に変わっていました。 その焦りの中、AEがメモリ不足でカクつくたびに「これじゃ効率が悪くて間に合わない!」とイライラし、追加で数万円を投じて勢いで増設したのが、この64GBです。

「無料」への亡命と、初心者を支えるオーバースペック

結局、私は「楽しさ」よりも「義務感」が勝ってしまったAEを解約(損切り)し、無料の高機能ソフト「DaVinci Resolve」へ移行しました。 (DaVinci移行の記事へのリンク

現状の私は、まだDaVinciの基本操作を覚えるのに必死で、高度な機能(Fusionやカラーページ、ノード)はほとんど触れていません。 「じゃあ、64GBもいらないんじゃない?」と思われるかもしれません。

でも、初心者の私にとって、このスペックは「最強の保険」です。

これから学んでいくFusionなどの重い処理も、このPCなら絶対に止まりません。 「PCが重いからできない」という言い訳が通用しない環境を作ってしまったことで、あとは自分が学ぶしかない状態に追い込めたのです。

これからこのブログで、DaVinciの機能を一つずつ攻略していく過程も記事にしていく予定です。

限られた時間を「いい音」で満たす

チャート監視とサブスクのプレッシャーから解放された今。 このデスクで鳴らす「音」が一番の癒やしです。

音楽制作もまだ勉強中ですが、自分で打ち込んだフレーズが、良い機材を通して「それっぽい音」で鳴り響いた瞬間。 「お、俺にもできてるじゃん!」 そんな小さな全能感を感じられるのが、今の私にとって最高の瞬間なんです。

MIDIキーボード:Novation FLkey 37

私が愛用しているDTMソフト「FL Studio」専用に設計されたキーボードです。

マウスでポチポチ入力するのではなく、鍵盤を叩いて音が出ると「演奏している感」があってテンションが上がります。初心者のモチベーションを維持するための重要アイテムです。

オーディオインターフェース:MOTU M2

視認性の高い液晶メーターが特徴。音の解像度が高く、クリアな音質で作業に没頭できます。

ヘッドホン:Yamaha HPH-MT8

「原音忠実」なスタジオモニターヘッドホン。味付けのないフラットな音なので、自分の作ったメロディの粗(アラ)や、ミックスの下手さを容赦なく暴き出してきます。

でも、その「厳しさ」と向き合っている瞬間だけは、少しだけ自分がプロに近づいたような気分になれるんです。

追加投資35万円の正体:「形のない武器」と「拡張パーツ」

FX撤退後、PCやモニターなどのハードウェア(約30万円)に加え、クリエイティブ環境を整えるためにさらに30万円以上を追加投資しました。 それが、総額65万円の正体です。

この追加費用は、PCの中にインストールされた「ソフトウェア」と、快適さを維持するための「拡張パーツ」に消えました。 全てではありませんが、代表的なものをご紹介します。

1. クリエイティブの魂(ソフトウェア)

クリエイターにとって、PCはただの「箱」です。 その中で実際に音を出し、ブログを構築しているのは、この有料ツールたちです。

  • FL Studio Signature Bundle:
    • 音楽制作ソフトの本体です。あえて上位版を買うことで、自分を逃げられなくしました。
  • DTMプラグイン軍団:
    • 「Serum 2」「Nexus」「Addictive Keys」:プロも使う本気の音源たち。
    • 「Scaler 3」:音楽理論がわからない私を助けてくれるコード進行支援ツール。
    • 「Decoda」:耳コピを補助してくれる解析ツール。
    • 「形から入る」が信条の私は、自分の技術不足をこれらの「最強ツール」で補っています。
  • ブログ執筆環境:
    • このブログは有料テーマの「SWELL」で構築し、サーバー代も払って運営しています。無料ブログではなく、自分の城(ドメイン)を持つことへの投資です。

2. 快適さを買う(拡張ハードウェア)

動画や音楽を始めると、データ容量との戦いが始まります。ストレスを排除するために、ここにも投資しました。

  • 増設メモリ 64GB: 前述の通り、AEへの対抗策として導入。
  • 大容量ストレージ(計4TB):
    • 外付けSSD 2TB + 内蔵HDD 2TBを追加。
    • 動画素材や音源ライブラリがどれだけ増えても、「容量がいっぱいで保存できない」というストレスはゼロです。

これら数十万円分の「追加投資」の積み重ねこそが、私のデスクをただの「光る箱」から「生産工場」へと変えている正体です。

すべての「失敗」と「投資」は、このデスクの糧になった

「FXで勝てなかった初期投資30万円」 「クリエイティブ転向後に積み上げた追加投資35万円」

一見すると、迷走の末に膨れ上がった金額に見えるかもしれません。 しかし、それらの経験があったからこそ、今の私は迷いなく言えます。

「待つ時間(FX)」を捨てて、「作る時間(クリエイティブ)」へ。

完成品なんて、毎日は作れません。 でも、このデスクに座って手を動かせば、昨日より1ミリでも前に進むことができます。

「今日は何も生産しなかった」という虚無感とは、もうサヨナラです。 さあ、今夜もこの65万円のコックピットで、少しだけ「進捗」を生んでから寝ようと思います。

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この記事を書いた人

30代製造業パパ。DTM・写真・動画編集で『家族にドヤる』ために奮闘中。

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